サーフトリップ幻想録


勢い余って波乗り用の板を購入…

波に乗るオトコになれず、ひとまずプチツーリングへ。 岩窟から見る風景も悪くない…
波に乗るオトコになれず、ひとまずプチツーリングへ。

昨年から始めたSUP。
自分にとっては旅する道具として導入したのだが、波乗りの真似事をしているうちに専用の板が欲しくなってしまった。

実質的な私の波乗り師匠であるCetusのK氏も愛用の Laird STANDUPのSURFER EPS / Composite と云うモデルは、デッキにスプリットケーンをあしらった大変美しい板である(バンブーロッドを偏愛する釣り人としては堪らないではないか…)。
しかも、制作にはシェイパーとして有名なBob Pearson(ボブ・ピアーソン)が関係している…らしい。
Laird Hamiltonにしてもそうだが、何が凄いのかよく判らないけれども、兎に角何だか凄い人たち…らしい。

憧れのSURFER。 あまりの美しさにウットリ見惚れてしまうのである。
憧れのSURFER EPS / Composite 10’6″×30’。あまりの美しさにウットリ見惚れてしまうのである。

まぁ、自分には分不相応の逸品であるから、ある程度上達してから、いつかは購入しようと考えていた憧れの板である。
そんな矢先に、来年度モデルにおいてはピアーソンが削ることはないという衝撃のニュースが…。
しかも、来年度はバンブーデッキのモデルも姿を消すとのショッキングなお知らせが…。

何の知識もない中で唯一判明していることは、ピアーソンの削ったバンブーモデルを手に入れるのは多分これが最後になるだろうと云うこと。
それだけでも判れば、買わない理由を探す方が難しいのではないか?

しかしながら、残された選択肢はそう多くはなかった。
バンブーモデル自体が少ないことに加え、自分のスキルに合ったサイズも考慮しなければならない。
希望は赤竹の10’6″×32″の所謂 SURFER EASY と呼ばれるモデル。

U田さんのSURFER。  9'6"のモデルなのだが、自分には全く乗りこなせる気がしない。
U田さん(入水自殺者ではない)のSURFER。  9’6″のモデルなのだが、自分には全く乗りこなせる気がしない。

実は以前、9’6″のSURFERに乗らせてもらえる機会があった。
嬉々として漕ぎ始めたのだが、予想以上にグラグラする。
案の定、何度も海に落ちる始末で、自分はとても楽しめるレベルにはないことを思い知らされたのだった。

確かに、難易度の高い道具を使いこなすことに喜びを見出すのも楽しみの一つであろう。
それでも単純な話、下手はヘタなりに易しいモデルを選べば良いのだ。
見栄を張って難しい板を選んだところで、乗りこなすことが出来なければ意味が無い。

同じSURFERでも、随分印象が違って見える。
同じSURFERでも、随分印象が違って見える。

在庫を確認してもらったところ、希望のSURFER EASYは青竹のみ。
猛烈に悩んだ挙句、最終的には赤竹の10’6″×30’のモデルに決めた。
見栄がどうこう云ったところで、結局こんなモノである…

最後に残った2本のうち、1本が自分の手元にやって来た!
最後に残った2本のうち、1本が自分の手元にやって来た!

幅はたった2インチしか違わないけれど、この僅差が結構曲者である。
プチツーリング中は怖くて立つことが出来なかった。

そう云う訳で、憧れのサーフトリップはまだまだ幻想の彼方に霞んでいる…

いつか自由自在に乗りこなせる日が来たら、気儘なサーフトリップを味わってみたいと本気で思っている…
いつか自由自在に乗りこなせる日が来たら、気儘なサーフトリップを味わってみたいと本気で思っている…

マイボードの梱包が解かれる瞬間。自分の板なのに、嬉しさ余り舞い上がってしまい、代わってK氏とU田さんが粛々と作業中。
マイボードの梱包が解かれる瞬間。自分の板なのに、嬉しさ余り舞い上がってしまい、代わってK氏とU田さんが粛々と作業中。この場をお借りしてお礼申し上げます。
麗しのSURFERが全容を露わにする。艶めかしい美しさに、心奪われる。
麗しのSURFERが全容を露わにする。艶めかしい美しさに、心奪われる。
アウトラインはノーズが丸く落ち着いた印象を受けるデザイン…とのこと。
「アウトラインはノーズが丸く落ち着いた印象を受けるデザイン…」とのこと。
テールは薄く尖っていて、とても機能的な印象をもたらしている…と思う。
テールは薄く尖っていて、とても機能的な印象をもたらしている…と思う。
裏側は赤面してしまうくらいド派手なRED。フィンボックスはフューチャーのクアッドとセンターにUSボックスもついていますので、クアッド / 2 + 1の両方のセットアップが可能…とのこと。
裏側は赤面してしまうくらいド派手なRED。「フィンボックスはフューチャーのクアッドとセンターにUSボックスもついているので、クアッド / 2 + 1の両方のセットアップが可能」…とのこと。
早速フィンを取り付けてみる。インフレータブルのエアストリームは1枚しか取り付け出来ないので、何だか得した気分である。
早速フィンを取り付けてみる。インフレータブルのエアストリームは1枚しか取り付け出来ないので、何だか得した気分である。
笠原氏は深慮遠謀のヒトである。リーシュを結ぶ紐を海岸のゴミから選別し、自ら結んで呉れる弟子思いの師でもある。 しかし、残念ながらこの直後、頼みの綱はいとも容易く切れてしまった…
K氏は深慮遠謀のヒトである。リーシュを結ぶ紐を海岸に散乱したゴミ二中から選別し、自ら結んで呉れる弟子思いの師でもある。 しかし、残念ながらこの直後、頼みの綱はいとも容易く千切れてしまった…


iwai

2016-03-06 12:29 内房(岩井海岸)

トラック数 1
ポイント数 232

平面距離  2.7km
沿面距離  2.7km
記録時間 01:09:15

平均速度 2.3km/h
最高速度 57.4km/h

お疲れ様でした。


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