進水式のことなど


 2020年、おとっつぁんがSUPを購入。
寒風吹きすさぶ中、進水式に同行して来ました。

当日はこの冬一番の冷え込み。更には北風が強く吹くという素敵なコンデション。富士山は綺麗に見える以外に良い期待は皆無なのであった…

 散々悩んで決めたのは、redパドルのRide9’8”というモデル。インフレータブルにこだわった結果、最終的にはこのモデルを選択したのだが、いろいろなシーンで使える汎用性の高いモデルであると思う。まぁ、それもこれも使い手次第なのは言うまでもないが…

 購入は鴨川のセタス笠原尊師から。膨大な経験と知識を有しているにもかかわらず、押しつけがましいことは一切無しで飄々と商品説明。常々見習いたいと思っているのは、その旺盛な好奇心と想像(妄想)力である。この二つが絶妙に絡み合って、新しい「楽しさ」を生み出す原動力になっていることは間違いない。我々は膨大な試行錯誤のエッセンスを享受しているにすぎないのである。

  SUPと同時に購入した3ピースのカーボンパドル。結構いい値段なのだが、価格以上の価値はあると思う。軽さは言うに及ばず、作りこみが素晴らしい。その他にもバックやポンプも細かく改良されており、メーカーの良心が感じられるのである。

  が、強風に加え波もないため、新しい遊び道具のお披露目を。ウィンドサーフィンのセイルのようなウィングを両手で保持しながら風を受けて進むのだが、思っているよりも難しいのである。もちろん空気注入式で、インフレータブルSUPのバックに楽々入ってしまうのも魅力的。沿岸増を風を受けながら旅するのも楽しそうである。

  風も少し収まったので、出廷準備。ご本人はこのまま帰るのもアリだと思っていたらしい…

フネではないが、進水式と称してSUPにお神酒を捧げる。
スパークリングワインも用意しておいたようだが、やはり日本酒のほうが相応しいような気がするのである。


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