昨日の惨敗を取り戻すべく、本日はくらっちょ君と出動。
早朝からポイントに入るも、昨日より水位が高い。
しかも極端に水温が下がっているではないか。
まぁ、焦っても仕方がないので、ノンビリと日向ぼっこを楽しむ。
いい加減しゃべるネタも尽きかけてきたころ、背後からガサガサと音がする。
ビクッと緊張が走るが、「あれ?marutakaさん?」と声をかけられた。
良く見れば、昨年お世話になった大木さんである。
「開けましてオメデトウございます。今年もヨロシクお願いします」
挨拶は先にした方が勝ちである。
お互いニコニコと近況を報告しあう。
「正式に仕事を辞めたので、これからは好きな時に釣りに行けます。今度の火曜日は天気が悪そうなのでお待ちしております」
平日の好きな時に休めるのであれば、曇天小雨は全て休んでしまいたい。
一日一匹良い山女魚が釣れれば、自分は満足である。
米国某有名ハンドビルダーの竹竿を譲ってもよいとのお話だったのだが、不治の病に侵された自分は購入すること能わず。
同行のくらっちょ君はギャルか何かと勘違いしているのか、全く興味を示さない。
水位が下がって来たので、再び水温を測ると良い具合に上昇している。
珈琲をご馳走になっていると、待望の波紋が目の前に広がった!
しかし、単発で次が続かない。
昨日と同じような、嫌な予感が頭を過る。
「300回投げれば出ますよ。きっと」と、大木さん。
ご自身は昨日も偵察に専念しており、今年はまだ竿を振っていないとのこと。
今年のファーストキャストは安定したライズに向かって投げたいのだそうだ。
なので今年はボーヅがないという理論に帰結するらしい。
それならばと、この日のために長めのロッドを持参して来たくらっちょ君にキャストを促す。
IM6の9フィートの竿を、長いとか何とかブツブツ呟いている。
川岸から5m程度の筋を華麗なループで狙うのだが、風に邪魔された毛鉤は魚の居ないポイントを中心に流下していく。
自分も何度か試みてみたのだが、結果は異状なし。
その後爆風によって強制終了となったのであった。
挑戦は続く…多分。